Yokohama Choral Society
-横浜合唱協会-

1997年ドイツ旅行 概要

1997年ドイツ旅行 概要

1997年8月、横浜合唱協会はその昔に立ち消えとなったドイツ旅行を、八尋先生から始まる諸々の縁と多くの方々の尽力により、実現することが出来た。

立ち消えとなった頃はドイツと言えば西ドイツだったが、ベルリンの壁崩壊(1989年)以降旧東ドイツにも自由に行けるようになる。横浜合唱協会発足の元となったJ.S.バッハ、そのバッハがカントールとして活躍したライプツィヒ(旧東ドイツ)があり、そのライプツィヒ聖トーマス教会カントールとして在任するG.C.ビラー氏の「ドイツに来るならついでにどう?(超意訳(^_^;))」のお誘いで8月10日の朝と夕方のミサにて、夏休み中のトマナコア(聖トーマス教会少年合唱団;通称・トマーナ)に替わって、ビラー氏の指揮で演奏。

この旅の本来の目的は文豪ゲーテや光学機器でおなじみのツァイスのお膝元であるイエナ、その郊外にあるビュルゲル村に隣接するタールビュルゲルのクロスター教会で毎年行われている音楽祭に出演するため。

出発からしてバタバタで、主要人数は朝のラッシュ時間に横浜駅でNEXを待つ、一般通勤客にとってはメーワクなシチュエーション。成田空港でも多少あって、フランクフルトに向う飛行機の中はもうタチの悪い修学旅行の高校生状態(^_^;)。そんなハイテンションな状態でナンとか憧れのライプツィヒのホテルに着くともっと盛り上がっているはずが、時差の関係で皆半分眠りながら夕食。

次の日は、聖トーマス教会で大バッハ先生にご挨拶の後、トーマス学校で練習。その後、ビラー氏の案内で夏休み中でトマーナのいない学校をゆったりと見学。ちなみに、トーマス教会はこのとき丁度修理中で、外壁ばかりでなく中のステンドグラスも内側から黄色い覆いを掛けられた残念な状態。ま、仕方ないんですけどね(-_-)。

で、朝と夕べのミサでトマーナの替わりに歌う。その時の朝の次第と夕方のミサの前に撮った写真が以下。このとき、「横浜合唱協会」を「Yokohama Choral Society」と記してあるものと、合唱団の意図を汲んで「Yokohama Bach Chor」と記したものもあり。また、昼間は教会の尖塔に案内され、ライプツィヒの街を眺める。まだ工事中のところが多く、クレーンが多数見えたのが印象的。

Gottesdienst in der Thomaskirche, Leipzig

1997年8月10日 ライプツィヒ聖トーマス教会 朝の礼拝で配布された式次第

Gottesdienst in der Thomaskirche, Leipzig

1997年8月10日 ライプツィヒ聖トーマス教会 夕べの礼拝前に記念撮影(写真中央手前がビラー氏)

夕べのミサの後は、ビラー氏がかの有名なワインが無尽蔵に出て来る樽のあるケラー(簡単に言えば居酒屋?)を押さえていただいたので、そこで恒例の反省会のような飲み会。

この次の日からは、当会のバッハフリークと旅行会社が企画したオプショナルツアーが続き、このときとばかりにバッハ関連地域への巡礼を企画。これに参加せず、独自ルートを観光したり、ライプツィヒでのんびりする会員等各自各様。

そんなこんなでライプツィヒを離れ、一部メンバーはイエナを経由。そしてイエナに宿泊する会員とタールビュルゲル近くのエールミューレという研修施設(?)に宿泊する会員とで分宿。エールミューレはまるで東山荘のようだとの声、確かに(^_^;)。イエナ組は街中のペンション風の宿で暑い思いをしながらも(^_^;)楽しんだ模様。

クロスター教会では地元の方のよる案内があり、その後練習。全体的にゆったりとした雰囲気。ま、ハッキリ言って田舎ですから。でもこの感じはウン十年前の横浜市ではフツーに見られたはずの光景。個人的には妙な親近感、田んぼはないけど(^_^;)。

演奏曲目はバッハ・メンデルスゾーンと当会が通常取り上げているものの他、日本を意識して叙情歌と間宮のコンポジション1番(1曲目を除く)。ドイツ語はどう受け取られたかは不明ですが、日本語、特にコンポはそれなりに感じてもらった様子。で、本番とその後の懇親会から宿までの送迎と、ビュルゲルの方々に全て面倒を見ていただく。さらに、懇親会では州の大臣までみえて凄いことになっていた?(新聞報道まとめ)

主要人数は帰国となる最終日はイエナ発のバスの運転手がやらかして一時大変なことに。まぁ、ナンとか事なきを得て帰国の途に。やれやれ。


この旅行のネタはいっぱいあるのですが、ディジタライズの時間がなく棚上げ状態。とりあえず概要だけでもとアップしてみました。色々と突っ込みどころ満載ですが、概要だけでも、ってことで。

^
top
Google
www を検索 ycs.gr.jp を検索