編集後記
第２回のドイツ演奏旅行が無事終わって、早くも年の変わり目になろうとしています。今回も、ドイツと日本の大勢の方々の協力と努力のお陰で、この大きな事業が完了したわけで、あらためて感謝の念を思わずにはいられません。
前回からの５年の年月が、長かったか短かったかは、それぞれ人によって感じ方は違うと思います。今回初めて訪れたAnnabergでの感慨は、みなさん共通のものがあるでしょうが、２回目となるLeipzig, Thalbuergelでも、あらたな発見、あらたな感想を、それぞれに感じとられたと思います。１回行ったから、この町はもういい、この国はもうわかったというほどに底の浅いものではないはずです。演奏旅行に限らず、海外への旅行は、そんなに長い滞在はできませんが、その間にできるだけ、現地の文化、特に、生きて刻々変わる町やいなかの雰囲気を感じとることが、面白いのではないでしょうか。
今回の記念誌作成でも大勢の方に協力をいただきました。あらためてお礼を申し上げます。いくら、楽しかった旅でも、年月を過ぎると記憶が次第に薄れていくのは仕方のないことです。そこで、記念誌をみれば、その記憶がなるべくもとの形で生き返るように、正確な記録を残すことに重点を置きました。文章と写真で、ドイツをときどき思い起こす、ひとつのきっかけにしていただければ幸です。 （鳥山）
記念誌編集委員
鳥山純一
新井隆士
渡邊真紀子