Yokohama Choral Society
-横浜合唱協会-

2000年30周年記念誌web版

編集後記

☆今年は、世界的には20世紀最終年、音楽ファンにとっては、バッハの没後250年と、何かと区切りの多い年でした。 私たちYCSにとっては、さらに創立30周年、ビラーさんを迎えて本邦初演のマルコ受難曲の演奏会と、本当に実り多い1年でありました。たまたまこのタイミングにYCSの一員として活動できたことが、幸せであったという感慨は団員みなさんに共通する思いではないでしょうか。この記念すべき機会に30周年記念誌をまとめることとなりました。その過程で、今のYCSの存在が、多くのすぐれた指導者の先生方、団をひっぱり地道な努力を重ねた諸先輩、国内、海外の多くの方々からいただいた指導、協力のお陰であるということを、改めて痛感いたしました。これまでのご支援に厚く感謝申し上げたいと思います。21世紀も更に大きく飛躍しようとしているYCSに、今後も温かいご声援と交流の輪を保ち続けて下さいますようよろしくお願い申し上げます。今回の編集にあたっては、草の実会からの歴史を含めてYCSのこれまでを振り返るとともに、なるべく多くの方々にYCSの過去、現在、未来を語っていただくことにいたしました。多少まとまらない点もありますし、万が一の不注意による失礼があるかもしれませんが、団員手作りの記念誌ということでご容赦ください。(鳥山)

☆記念誌の原稿を読んで、YCSの長い歴史と、たまたまその節目に居合わせた自分の不思議さを感じました。「久しぶりに開いてみたら、おもしろくて全部読んでしまった」と数年後、数十年後に言っていただけるような冊子になれば幸いです。(平井)

☆入団して10年になろうという時に30周年記念誌編集委員を仰せつかり、初練習のオリエンテーションで戴いた20周年記念誌のことを思い出しました。「既に20年の歴史と伝統があるYCS」と理解したように記憶しています。さて、今回はまさに『温故知新』の編集でありました。沢山の資料から各エポックを象徴するできごとに出会う度に、現在の恵まれた音楽環境を思い、実に長い道のりを経てきたことを強く感じました。YCS News がほぼ毎週きちんと発行されてきたことに深い敬意を表すとともに、写真等を快くお貸し下さった方々に感謝申し上げ、あとがきにかえたいと思います。(加藤)

☆先生方をはじめ原稿をお寄せいただいた方、資料提供をお願いした方、入力原稿のチェックに当たっていただいた方、編集委員会のための部屋の確保を何度もお願いした方、本誌製作のためにご助力いただいた全ての方々にお礼申し上げます。西暦2000年、YCS創立30周年記念誌は電子メールによって原稿が送られ、「この資料の電子データは・・・」などという言葉が飛び交いました。会員名簿には従来の住所表記のほかに電子メールのアドレスが加わり、私達がコンピューターネット社会の一員として、容易に世界のあらゆる局面と結びつけることを示しています。言語というネックさえ取り去ればYCSニュースは明日からでも日本のメンバーと同時に、ドイツにアメリカに韓国に配信されるでしょう。 このような時代にあって私達は週1回集まり、「歌をうたう」という何とも素朴な行為を横浜合唱協会で共にしています。そしてこれからも続けていくことでしょう。あと一か月ほどで21世紀が始まります。新しい世紀に向かって共に踏み出しましょう!(新井)

 

___ 横浜合唱協会30周年記念誌 編集委員 ___
鳥山  純一
平井   一
加藤  丈代
新井 千鶴子

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